薬剤耐性HIVインフォメーションセンター

調査・研究Investigation and research

取り組み中の調査・研究

国内流行HIV及びその薬剤耐性株の長期動向把握に関する研究

国立研究開発法人日本医療研究開発機構 (AMED) 感染症実用化研究事業 エイズ対策実用化研究事業

調査・研究の概要

多剤併用療法は標準的なHIV/AIDS治療法として定着し、大きな治療効果を上げてきましたが、その一方で薬剤耐性HIVの出現が治療を進める上での障害として大きな問題になっています。

更に困ったことに、先進諸国では薬剤耐性を獲得したHIVによる新たな感染が広がりつつあり、治療を全く受けたことのないHIV感染者にも耐性ウイルスが認められるようになっています。
その頻度は10人に1人と言われています。

日本では2003年から厚生労働省の研究事業として全国調査が行われ、新規HIV/AIDS診断症例の約4%に薬剤耐性変異が認められたと報告されています。
まだ欧米各国よりは少ないというものの、薬剤耐性HIVによる新たな感染は少しずつ広がっているようです。

私たちの研究班では、日本における薬剤耐性HIVの発生動向を調査しています。
調査している内容は、主に以下です。

  1. 新規HIV/AIDS診断症例における薬剤耐性の頻度
  2. 治療を受けているHIV/AIDS症例における薬剤耐性の頻度

このような調査は現状を正確に捉え、有効な予防対策をとっていく上で貴重なものです。
是非私たちの疫学調査へのご協力をお願いいたします。

保険適用外の検査

疫学・調査研究体制

図:ブロック拠点、拠点病院は各地方の病院と連携しながら、薬剤耐性検査データを感染研に集約する。

参加者/参加施設

豊嶋 崇徳 北海道大学大学院医学研究科
伊藤 俊広 独立行政法人国立病院機構 仙台医療センター
茂呂 寛 新潟大学医歯学総合病院 第二内科
猪狩 英俊 千葉大学医学部附属病院  感染症管理治療部
古賀 道子 東京大学医科学研究所
潟永 博之 国立国際医療研究センター エイズ治療・研究開発センター
加藤 真吾 慶応義塾大学医学部微生物学・免疫学教室
太田 康男 帝京大学医学部附属病院
貞升 健志 東京都健康安全研究センター 微生物部 ウイルス研究科
近藤 真規子 神奈川県衛生研究所 微生物部
中島 秀明 横浜市立大学大学院医学研究科
蜂谷 敦子 独立行政法人国立病院機構 名古屋医療センター
渡邉 珠代 石川県立中央病院
渡邊 大 独立行政法人国立病院機構 大阪医療センター
森 治代 大阪府健康安全基盤研究所
高田 清式 愛媛大学医学部附属病院
藤井 輝久 広島大学病院 輸血部
南 留美 独立行政法人国立病院機構 九州医療センター 免疫感染症科
松下 修三 熊本大学エイズ学研究センター
健山 正男 琉球大学大学院医学研究科 感染症・呼吸器・消化器内科学